こんにちは。
今回はタイトルの通り、魚と刃物の関わりについて書きたいと思います。
刃物と言っても包丁などではありません。かみそりです。
実はかみそりは魚とも繋がっている部分があるんです。
皆さんは「サケ」という魚は好きでしょうか。
最近は安価に食べられる回転寿司チェーンも多いので、口にする機会も多いと思います。
このサケという魚、元々は川で生まれ、その後海へ下り、また川を上って産卵をするという性質があります。
全ての魚が自然のサイクルだけで回ればよいのですが、なかなかそういうわけにはいきません。
人の手を入れて、意図的に数を増やす(維持するといったほうが正しいかもしれません)活動が必要です。
この活動のことを「人工ふ化事業」といいます。主に全国の漁業組合さんが行っているのですが、
この現場でもかみそりが使われていました!
上の画像は、人口ふ化用の卵を親魚から採取する様子です。赤丸はその道具なのですが、その名も
「採卵刀」といいます。
卵を取り出すために魚のお腹を素早く裂くのに適していることから、この業界では広く浸透している道具なのです。
こういった道具を駆使して、サケを定期的に放流してくれる人たちによって
日本の食卓は支えられているんだなぁと感じます。
同時にかみそりの可能性は広いということを再認識した場でもありました。