皆さん、こんにちは。
ここ最近で、それぞれ別の機会ですが、3人のその道のプロの方とお会いすることがありました。
1人目は、サッカー選手。現在は現役を引退されていますが、かつては、日本代表として、ワールドカップにも出場したことがあるようなすごい選手です。
2人目は、コピーライター。雑誌や広告の文章を作成したりする、言葉をつくりだすプロの方です。
3人目は、デザイナー。商品パッケージのデザインやWEBデザインも手掛ける、デザインのプロの方です。
偶然にも、3人の方からそれぞれ自分の能力を否定するような言葉を聞いたのは驚きでした。
1人目のサッカー選手の方は、「私は、サッカーのセンスはないんですよ。」とおっしゃり、
2人目のコピーライターの方は、「私は、文章を書くのは下手なんですよ。」とおっしゃり、
3人目のデザイナーの方は、「私は、絵を描くのは下手なんですよ。」とおっしゃりました。
もちろん、そんなハズはありません。当然、並外れた実力があって、その道のプロになっているハズです。その道の中では、という含みと、ご自身への謙遜が含まれての言葉だと思います。
しかし、3人の方共通していたのですが、すぐさま自分の「強み」をおっしゃりました。
1人目の方、「でも、ヘディングは誰にも負けない。」、2人目の方、「でも、情報を整理するのは上手い。」、3人目の方、「でも、発想力に富んでいる。」といった具合です。
弊社の業界でも、競合他社の存在はあります。他社にない、「強み」や「特長」をもつことは、大切だと改めて実感しました。
さて、本題のパッケージデザインについて、今回は、弊社の『鼻毛カッター』のパッケージデザインが、どのように出来上がったのかを、お話します。
まずは、商品のターゲットです。「だれ」に売りたいのかです。統計データやアンケートなど行っていった結果、性別は男性、特に30代の方が「鼻毛」に関する関心が高いことがわかりました。
その中でも、対面機会の多い「営業マン」の方は、ほぼ100%「鼻毛」処理を行っていることがわかりました。
上記の結果から、パッケージには、「30代男性営業マン」をイメージしたイラストを使用しています。
色については、ターゲットが好む色使い、そもそも製品自体が衛生用品ということもあり、清潔感のあるイメージの「青」をベースの色としました。
あとは、商品特長を伝えていくことです。
なじみのない商品なので、まずは「安心」して使えることを表現しています。
また、鼻腔内でクルッとまわすだけで簡単に処理できることも表現しています。
このような感じで、「鼻毛カッター」のパッケージデザインは完成していきました。
以上、『鼻毛カッター』のパッケージデザインができるまで、についてでした。